移動時間を楽しみに!JR新幹線、特急列車のグリーン車に安く乗る方法(前編)
みなさまこんにちは。ゆわきーです。
このブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今回のテーマは「グリーン車に安く乗る方法」です。
たまの旅行やお出かけの時ぐらい、ちょっと贅沢をしたくなりますよね。
でも「グリーン車は高いし、お金がもったいないから…」と躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか。
そんなみなさまのために「グリーン車、昔よりもお手頃になりましたよ」ということをお伝えできたらと思います!
なお、書き始めたら長くなってしまったので、前後編に分けることにしました。
今回は前編としてJR東日本とJR東海について書きます。
★今回のもくじ
1.グリーン車のススメ
①コロナ禍だからグリーン車に乗ろう!
②でも、お高いんでしょう?
2.グリーン車に安く乗る方法
①ネット割引を利用する
②パッケージツアーを利用する
3.JR各社のグリーン車ネット割引の紹介(前編)
②JR東海
1.グリーン車のススメ
①コロナ禍だからグリーン車に乗ろう!
グリーン車に乗る大きなメリットは、何といっても占有空間の広さです。
座席の前後左右の幅が広く、他のお客さんとの距離が離れるため、物理的にも精神的にも余裕が生まれます。
またこれは路線にもよりますが、多くの列車ではグリーン車よりも普通車のほうが先に埋まりやすいため、車両の人口密度が普通車に比べて低くなることが多いです。
つまり、コロナ対策でさんざん言われている「ソーシャルディスタンスを保つ」だとか「密を避ける」ということに一役買ってくれるわけです。
これは鉄道でのお出かけをする際にグリーン車に乗る、ということを積極的に選択する理由になりうるのではないか、と思います。
日々の電車通勤でもエネルギーを削られるのに、せっかく新幹線や特急に乗る時まで気分がピリピリするの、つらいですもんね。
それに加え、多くのグリーン車は普通車よりもインテリアが豪華だったりもするので、そのような空間を楽しめることも考えると、メリットは多いのです。
かくいう私も、これまで色々なグリーン車に乗ってきましたので、オススメのグリーン車のご紹介などもできればと思いますが、それは別の機会に・・・
②でも、お高いんでしょう?
はい、定価で買うと正直高いです。
例として、東海道新幹線の「のぞみ号」で東京~新大阪間を移動する際の席種ごとの価格を比べてみました。
乗車券 | 特急券 | 合計 | |
自由席 | ¥8,910 | ¥4,960 | ¥13,870 |
普通車指定席 | ¥8,910 | ¥5,810 | ¥14,720 |
グリーン車 | ¥8,910 | ¥10,680 | ¥19,590 |
私は定価でグリーン車に乗ることがめったにないので、改めて書いてみると普通車との価格差に驚きますね・・・!
でも、ありがたいことに今は昔に比べてグリーン車に安く乗る方法が増えたので、もっと気軽に乗ることができるのです!
前置きが長くなりましたが、本題に入ります。
2.グリーン車に安く乗る方法
今回の記事では、比較的使われる機会が多いと思われるものに絞ります。他にも色々な方法があるので、興味がある方はぜひ探してみてください。
①ネット割引を利用する
今はおそらくこれが一番の主流なのではないでしょうか。
多くの商品が片道単位から購入できるので、日帰りでも気軽に利用できます。
私はこちらを使うことが圧倒的に多く、実際の使用感も経験値として持っているので、
今回の記事では主にこちらをご紹介していきます。
②パッケージツアーを利用する
こちらは、旅行会社が発売しているフリープランのツアー商品を購入する方法です。
最近は「ダイナミックパッケージ」なんて名前で売られていたりします。
よくある例では「目的地までの往復新幹線or特急列車の切符とホテル」がセットになっていて、それらを別々に定価で手配した合計額よりも割安な価格で販売されています。
その中には料金を上乗せしてグリーン車に乗れるプランも多くあるので、これもグリーン車に割安で乗るための方法と言えます。
「出発地と目的地を行き帰り同じ経路で往復」というシンプルな商品がメインになりますが、
旅行に必要な基本的な手配を一度に行えるうえに、必要であれば手配の際に旅行会社のスタッフの方のサポートも得られます。
旅行の手配に慣れていない方や、予約サイトをいくつも登録するのは面倒、という方にはこちらの方が使いやすいかもしれません。
3.JR各社のグリーン車ネット割引の紹介(前編)
※以下の情報は記事執筆時点のものです。実際にご利用される際はJR各社のWEBサイト等で最新の情報をご確認ください。
①JR東日本
JR東日本は「えきねっと」という列車予約サイトを設けています。
会員登録が必要になりますが、登録することにより「トクだ値」という割引運賃の切符を購入できます。
グリーン車の割引は新幹線の一部列車に限られるようですが、普通車であればさらに幅広い列車で割引が設定されていますので、
JR東日本の新幹線、特急を利用する場合はまずこちらを覗いてみましょう。
えきねっと(JR東日本)|トップ:新幹線・JR特急列車の予約 東日本のツアー 駅レンタカー申込
新幹線の場合、割引の種類は「トクだ値」(前日までの予約で15%OFF)と「お先にトクだ値」(13日前までの予約で35%OFF)があります。
(この記事の執筆時点では50%OFFとなる「お先にトクだ値スペシャル」もありますが、期間限定でいつ終了するかわからないので今回は省略します。)
主な区間のお値段は以下の通りです。
区間 | 商品名 | 定価 (eチケット) |
割引後価格 | ※参考 普通車指定席定価 (eチケット) |
東京~盛岡 (やまびこ利用) |
お先にトクだ値 | ¥17,950 | ¥11,650 | ¥14,290 |
トクだ値 | ¥17,950 | ¥15,250 | ¥14,290 | |
東京~越後湯沢 (とき、たにがわ利用) |
お先にトクだ値 | ¥8,160 | ¥5,290 | ¥6,590 |
トクだ値 | ¥8,160 | ¥6,920 | ¥6,590 | |
東京~軽井沢 (あさま利用) |
お先にトクだ値 | ¥7,390 | ¥4,790 | ¥5,820 |
トクだ値 | ¥7,390 | ¥6,270 | ¥5,820 |
こうやって比較すると非常にわかりやすいのですが、ネット割引を利用すれば、普通車指定席の定価よりも安く(あるいは差額を少し上乗せする程度で)グリーン車に乗ることができます。
そう考えると、かなりハードルが下がるのではないでしょうか。
注意点として、これらの商品は販売数が限定されており、特に割引率が高い「お先にトクだ値」は発売(出発日の1か月前)直後に売り切れることが多々あります。
なので利用する場合はできる限り早めに予約することをお勧めします。
②JR東海
JR東海は、東海道・山陽新幹線用に「スマートEX」、「エクスプレス予約」というの2種類のネット予約サービスを設けています。
参考として、両者の比較サイトも貼っておきます。
https://jr-central.co.jp/ex/point/smart-difference/
ざっくり言うと、無料で基本的なサービスを使えるのが「スマートEX」、年会費1,100円のクレジットカードが必要になるかわりにより多くの特典を受けられるのが「エクスプレス予約」となります。
今回ご紹介するグリーン車の割引サービスはどちらかに登録すれば購入できるので、
普段あまり新幹線に乗らない方はとりあえず「スマートEX」に登録しておけば問題ないと思います。
さて本題ですが、今回は割引運賃を2種類ほどご紹介します。
・EXグリーン早得(出発3日前まで購入可)
→こちらは朝6時台に出発駅を発車する「のぞみ」と終日の「ひかり」に設定されている割引運賃で、主な設定区間とお値段は以下の通りです。
発駅 | 着駅 | 定価 (のぞみ料金) |
割引後価格 | ※参考 普通車指定席定価 |
東京・品川 | 名古屋 | ¥14,960 | ¥12,050 | ¥11,300 |
京都 | ¥19,040 | ¥14,120 | ¥14,170 | |
新大阪 | ¥19,590 | ¥14,670 | ¥14,720 | |
新横浜 | 名古屋 | ¥14,300 | ¥11,390 | ¥10,640 |
京都 | ¥18,370 | ¥13,780 | ¥13,500 | |
新大阪 | ¥19,260 | ¥14,330 | ¥14,390 |
と、このように東京~京都、新大阪間では5,000円弱の割引が入り、「のぞみ」の普通車指定席の定価よりも安くグリーン車に乗れてしまいます。
ただ、この商品で乗れる「のぞみ」は非常に少ないため、実質ほぼ「ひかり」専用の商品とみた方がいいです。
東京~京都・新大阪間ですと「ひかり」は「のぞみ」よりも所要時間が30分くらい長くなりますが、
それでもこのお値段でグリーン車に乗れるのであれば、十分お得ですよね。
・EXこだまグリーン早得(出発3日前まで購入可)
→こちらは「こだま」に設定されている割引運賃で、設定区間とお値段の一例は以下の通りです。
発駅 | 着駅 | 定価 (こだま料金) |
割引後価格 | ※参考 普通車指定席定価 |
東京・品川 | 静岡 | ¥8,740 | ¥6,140 | ¥6,470 |
浜松 | ¥12,100 | ¥8,120 | ¥8,440 | |
名古屋 | ¥14,750 | ¥9,170 | ¥11,090 | |
新大阪 | 静岡 | ¥14,750 | ¥9,170 | ¥11,090 |
浜松 | ¥12,760 | ¥8,780 | ¥9,100 | |
名古屋 | ¥8,740 | ¥6,090 | ¥6,470 |
実はこの表に書いた区間はごく一部の例のみで、ものすごい短距離区間を除いたほとんど全ての区間に設定されているのがこの商品の魅力です。
東京、品川、新大阪といった主要駅以外からの乗車でも割引があるため、東海道新幹線では一番手広く使える割引だと思います。
ちなみに、東京~新大阪11,410円なんて設定もありますが、
東京~新大阪間をこだまで移動すると4時間ほどかかる上に、新大阪発着のこだまは非常に本数が少ないので、
いくらグリーン車でもなかなか辛い修行になります。
個人的には、東京(または京都、新大阪)~静岡、浜松くらいがベストな利用距離で、
最長でも東京~名古屋くらいにとどめておくことをお勧めします。
今回の記事はいったんここで切らせていただきます。
次回は後編として、JR西日本、JR九州のグリーン車割引をご紹介しますのでお楽しみに!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。