移動時間を楽しみに!JR新幹線、特急列車のグリーン車に安く乗る方法(後編)
みなさまこんにちは。ゆわきーです。
このブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今回は前回の続きとして「グリーン車に安く乗る方法」の後編、JR西日本、JR九州のグリーン車割引のご紹介をしたいと思います!
前編のほうもぜひご覧ください。
★今回のもくじ
1.JR各社のグリーン車ネット割引の紹介(後編)
②JR九州
2.まとめ
①割引切符を買うためのポイント
②さいごに
1.JR各社のグリーン車ネット割引の紹介(後編)
①JR西日本
JR西日本では「e5489」(いーごよやく)という予約サイトを設けており、会員登録をすることによりネット予約や割引運賃の利用ができます。
会員登録自体は無料ですが、サイトで販売されている割引切符の中にはJR西日本のクレジットカード(J-WESTカード:年会費1,100円)の会員のみ購入できるものがあります。
常設で片道から購入できるグリーン車の割引商品は「e早得(在来線)」というものなのですが、こちらの商品はJ-WESTカード会員限定商品なので、事前にカードの発行が必要になります。
「年会費がかかる」となると少しハードルが高いようにも思えますが、カード会員限定商品は相応に割引額も大きいので、1回の利用でもあっけなく年会費のモトが取れます(笑)。
加えてJ-WESTカードを作成すれば、前編のJR東海のところでご紹介した「エクスプレス予約」も利用することができるため、年1回以上のペースで東海道・山陽新幹線やJR西日本の特急列車を利用するという方は持っておいて損はないです。
ちなみに私もこのカードを使っています。私がグリーン車に乗れているのはこのカードのお陰です(笑)。
さて本題に戻りますが、e早得(在来線)のお値段の一例です。
区間 | 定価 | 割引後価格 | ※参考 普通車指定席定価 |
大阪~金沢 (サンダーバード利用) |
¥11,450 | ¥8,230 | ¥7,790 |
新大阪~白浜 (くろしお利用) |
¥7,970 | ¥5,770 | ¥5,700 |
大阪~城崎温泉 (こうのとり利用) |
¥7,970 | ¥6,220 | ¥5,700 |
岡山~出雲市 (やくも利用) |
¥10,680 | ¥6,490 | ¥7,020 |
上記の区間は比較的よく使われる区間かと思いますが、いずれも割引額が1,100円を軽く超えるので、片道買うだけでもカードの年会費のモトが取れます。
また大阪、新大阪、京都といった主要駅を発着する列車であれば、上記以外の幅広い区間に割引が設定されているので、使いやすさも◎。
個人的にはこの割引を使うためだけにカードを作る価値は十分あると思います!
②JR九州
JR九州は自社WEBサイト内にネット予約ページを設けており、会員登録を行うことでネット予約や割引運賃での切符購入が可能になります。
その中でも出発3日前までの予約で利用できる「九州ネット早得3」や、出発直前まで購入できる「九州ネットきっぷ」にグリーン車の設定があります。
以下、より割引率の高い「九州ネット早得3」の運賃の一例です。
区間 | 定価 | 割引後価格 | ※参考 普通車指定席定価 |
博多 ~ 熊本 (九州新幹線利用) |
¥6,800 | ¥5,800 | ¥5,230 |
博多 ~ 長崎 (かもめ利用) |
¥5,870 | ¥4,050 | ¥4,800 |
博多 ~ 佐世保 (みどり利用) |
¥5,020 | ¥3,540 | ¥3,950 |
博多 ~ 別府、大分 (ソニック利用) |
¥6,750 | ¥4,050 | ¥5,680 |
JR九州の主な特急列車は乗車時間が短いものが多く、価格は比較的お手頃です。
なので、グリーン車デビューのハードルはこれまで紹介した4社の中では低い方だと思います。
ただ、JR九州はグリーン車よりも普通車指定席の割引の方がすさまじく、割引率50%超の商品が普通に公式で売られていたりするので、どうしてもグリーン車の割引は相対的に地味になってしまいますね・・・。
2.まとめ
①割引切符を買うためのポイント
さて、ここまで主にJR4社分のネット割引についてご紹介してきましたが、これ以外にも割引切符はいろいろありますし、今後新たな割引切符が発売されることもあるかと思います。
そこでこの記事の締めくくりとして、割引切符の概ねの傾向や探し方、買い方のポイントをまとめたいと思います。
・「遅い列車」を狙おう!
⇒同じ区間に停車駅が違う複数の列車が走っている場合、一番速い列車(東海道新幹線「のぞみ」や北陸新幹線「かがやき」など)にはあまり割引が設定されていないケースが多いです。
そのような最速列車は最も効率的に目的地まで行けるため需要が大きく、割引が無くてもお客さんが乗るからです。
逆に停車駅が多い列車は相対的に需要が小さく、放っておくとグリーン車が空席になりやすいので、割引をしてでもお客さんを乗せようとする傾向があります。
なのでそのような路線で列車を予約する場合には、最速列車以外も見てみると思いがけない割引切符が見つかったりします。
・時間帯をずらそう!
⇒割引切符によっては、需要が大きい時間帯(朝や夕方~夜)に設定が無い場合があり、あったとしてもそのような時間帯の割引切符は早く売れてしまいます。
逆に、お昼前~夕方前くらいの時間帯では割引切符を確保しやすいケースは多いです。
これは行程の組み方次第でコントロールできるので、うまいこと移動時間をラッシュ時間帯からずらすことができれば、使える切符の選択肢が広がります。
・早めに計画して早めに切符を買おう!
⇒発売数が少ない、あるいは人気のある切符は発売直後に売り切れるものもあります。
JRの場合、切符の発売日が出発1か月前の10:00なので、1か月以上前に計画を立てて切符を購入できるのが理想的ですが、発売日を過ぎてしまった場合でもなるべく早く購入しましょう。
また、鉄道会社によっては発売日より前から申し込みができる「仮予約」が使える場合があります。
ただシートマップでの座席指定ができない等のデメリットもあるため、条件を確認のうえ、問題なさそうであれば活用しましょう。
②さいごに
いかがでしたでしょうか。
前後編にわたってグリーン車の割引というテーマで記事を上げましたが、「思ったより安い」と思ってくださった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
会員登録等、事前に準備が必要なこともありますが、グリーン車は「移動時間」という持て余しがちな時間を楽しみに変えてくれます。
次のお出かけの時にはぜひ、行程にグリーン車を組み込んでみてはいかがでしょうか。
それでは今回はここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。